夏のムクミ
汗をかくのに、なぜむくむ?
夏のむくみの原因…
「夏は汗をたくさんかくのに、むくむ」「夕方になると靴がきつい」「顔がむくむ」
そんな経験はありませんか?

①夏は汗をかくことで、水分だけでなくナトリウムなどのミネラルも失います。汗をたくさんかいたあとに水だけを大量に飲むなど、水分とミネラルのバランスが崩れると、体が水分を抱え込み、むくみにつながることもあります。汗をかいたからといって、体の余分な水分がすべて排出されるわけではありません⚠
②また暑さで血管が広がると血液が下半身にたまりやすくなり、さらに冷房による冷えや運動不足、座りっぱなしなどが重なることで、血液や水分が滞り、むくみやすくなります。
③更年期も「夏のむくみ」に関係する?更年期は、女性ホルモンの変動によって体の水分バランスも揺らぎやすい時期です。そのため、これまで気にならなかった人でも、- 朝から顔やまぶたがむくむ- 夕方になると脚が重い- 靴下の跡が残る- 体が重だるく感じるなど、むくみを感じやすくなることがあります。
④夏の暑さや冷房、生活リズムの変化などが加わることで、さらにむくみが気になる場合もあります。
東洋医学では
東洋医学では「湿」が関係すると考えます東洋医学では、夏の暑さや湿気を**「暑邪・湿邪」**と考えます。特に関わりが深いのが**「脾(ひ)」**です。
脾は、飲食物から栄養を運び、体の中の余分な水分をさばく働きがあるとされます。この働きが弱ると、体の中に「湿」がたまりやすくなり、むくみや重だるさにつながると考えます。
西洋医学では血液・リンパの循環や水分・電解質のバランス。
東洋医学では「水」の巡りと「脾」の働き。
見方は違いますが、どちらも体の中の水分をうまく巡らせることが大切です。
夏のむくみ対策
夏のむくみを防ぐ生活習慣…
水分は「減らす」のではなく、こまめに。
むくみが気になるからと、水分を控えすぎるのはおすすめできません。
★常温程度の水分を、少しずつこまめにとりましょう。
汗をたくさんかいたときは、水分だけでなく
★適度な塩分やミネラルの補給も意識して。
★冷たいものに偏りすぎない
暑いと冷たい飲み物やアイスが欲しくなりますが、毎日のように冷たいものばかりにならないように。温かい汁物や、常温の食事も取り入れてみましょう。
★食事では、とうもろこし・冬瓜・豆類などを取り入れるのもおすすめです。
ふくらはぎを動かす座りっぱなしの時間が長い日は、こまめに立って歩いたり、かかとの上げ下げを行いましょう。
★ふくらはぎの筋肉を動かすことで、下半身の血液や水分の巡りをサポートできます。
★冷房で冷やしすぎない
冷房の風が直接当たらないようにしたり、足首やお腹が冷えすぎないよう調整しましょう。
オススメのつぼ

「陰陵泉(いんりょうせん)」
夏のむくみケアにおすすめなのが、陰陵泉(いんりょうせん)。
膝の内側からすねの骨の内側を指でなぞり、骨の出っ張りにぶつかる手前あたりにあります。
東洋医学では、脾の経絡にあるツボで、体の水分代謝やむくみ、重だるさなどに使われます。
痛気持ちいい程度の強さで、5秒ほどゆっくり押して離すのを5回程度。左右どちらも行ってみましょう。
汗をかく夏だからこそ、「水分を減らす」のではなく「上手に補って、巡らせる」ことが大切です。暑さ、冷房、運動不足、更年期のホルモン変動など、夏のむくみにはさまざまな要因が重なります。「むくんでいるから水分を控える」のではなく、冷やしすぎない・こまめに水分をとる・適度に動く。
毎日の小さな習慣から、体の巡りを整えていきましょう。
※むくみが急に強くなった場合や、片脚だけのむくみ、息苦しさ・胸の痛みなどを伴う場合は、セルフケアだけで様子を見ず、医療機関へご相談ください。

